張旭初老師は、北京で北京武術協会の委員を務めた方で、幼少の頃より少林寺にて武術を学び、張立堂老師より八極拳を学ぶ他に査拳、太極拳、形意拳もおさめ、更に器械(武器)にも精通しております。
特筆すべきは、神槍李書文老師のそのあまりの強さと激しい性格ゆえ、対等に付き合える人物がそうはいなかったことは知られておりますが、その彼が唯一、武術的実力と人格を認め対等の立場で付き合っていた人物に李瑞東老師がおります。
李書文老師はこの李瑞東老師との交流の中で、金剛八式を学びました。
この李瑞東老師の高弟に高瑞周老師がおり、張旭初老師は高瑞周老師から李瑞東老師がお作りになった中国武術の真髄ともいわれる舞龍通華砲と太極五星捶(李式太極拳)を学ばれました。
つまり、李書文老師とその朋友である李瑞東老師の二大巨頭の武術家の魂が、張旭初老師のもとへと流れ込み、遂に、運命の再会を果たしたのです。
二人の拳士の魂と技術は、張旭初老師のもとで遂に1つへと結実されました。
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