李書文系八極拳の系譜







当会の八極拳は皆さん御存知、神槍李書文老師の系統で、その李書文老師の甥であり、李書文老師に最も長くついた高弟・張立堂老師、そして張旭初老師、そして中川二三生先生へと受け継がれてきました。

神槍李書文老師の八極拳についての数々の伝説は、今さら説明は不要と思われますので説明は省きます。

張立堂老師は上記の通り李書文老師の甥で、数多くいた弟子の中で最も長くついた高弟であります。

あまり表に出ることは好まなかったのか、霍殿閣老師や劉雲樵老師などと比べあまり有名では無いようですが、知る人ぞ知る八極拳の名士です。




張旭初老師は、北京で北京武術協会の委員を務めた方で、幼少の頃より少林寺にて武術を学び、張立堂老師より八極拳を学ぶ他に査拳、太極拳、形意拳もおさめ、更に器械(武器)にも精通しております。

特筆すべきは、神槍李書文老師のそのあまりの強さと激しい性格ゆえ、対等に付き合える人物がそうはいなかったことは知られておりますが、その彼が唯一、武術的実力と人格を認め対等の立場で付き合っていた人物に李瑞東老師がおります。

李書文老師はこの李瑞東老師との交流の中で、金剛八式を学びました。

この李瑞東老師の高弟に高瑞周老師がおり、張旭初老師は高瑞周老師から李瑞東老師がお作りになった中国武術の真髄ともいわれる舞龍通華砲と太極五星捶(李式太極拳)を学ばれました。

つまり、李書文老師とその朋友である李瑞東老師の二大巨頭の武術家の魂が、張旭初老師のもとへと流れ込み、遂に、運命の再会を果たしたのです。

二人の拳士の魂と技術は、張旭初老師のもとで遂に1つへと結実されました。




そして中川先生は、その張旭初老師より長年にわたり八極拳をはじめ、各種拳術を数多く学び、おさめました。

中川先生は、日本に中国武術が伝播した当初より熱心に学び数多くの大会でも常に上位の成績をおさめ、現在でも現役・・・・どころか今なお成長のとどまるところを知らない武術家です。

当会の八極拳の特徴は、「熊歩虎爪」(熊の歩みのように安定しかつ重々しく動けば、虎が猛然と飛びかかるが如き様)や「崩撼突撃」の言葉の如く、地で行く一撃必殺!!、パワー全開のまさに山をも吹き飛ばし、大地をゆるがす勢いで行うところです。

大会の時に他の会の方に「練神会の人達の八極拳の動きは山が動いているようですね・・・」とか「ものすごい爆発力ですね・・・」と言って頂けることがありますが、それこそが李書文老師より脈々と受け継がれてきた当会の八極拳の特徴です。

もちろんきちんとした練習を積み、正しく学んでいけば、どなたでも必ずこのような八極拳になります。

なぜならば、八極拳とは本来そうなるように出来ているからです。

問題はその正しいやり方を身につけているかどうかなのです。

李書文老師の系譜を継ぐ当会の、山が動き大爆発する八極拳をご覧になりたい方、あるいは李書文老師の5代目の拳士として私どもと一緒に中川先生より学びたいという方、どうぞお気軽にご連絡ください。






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